2002年を振り返って
LIMAプレジデント チャールズ・リオット
通常年の初めというのは、前年の12ヶ月を様々な角度から振り返り、その後水晶を眺めて今年はどんなことが起きるかを予測するには良い時期です。競争率の高い市場と結合したソフトエコノミーと用心深い小売り傾向が明らかにビジネスを困難にしている一方で、2002年はライセンシング・ビジネスにおいて前向きな動きがありました。
ひとつの例として、いくつかの映画プロパティの成功により、入念に計画され、上手く実行に移されたライセンシング・プログラムはやはり売上と利益を生み出すことが出来るという楽観的な見方を売り場に与えました。
昨年、ライセンシング・プログラムに乗り出した企業/NPO団体の数は増え続けました。確かに、基本的な追加収入はこのような厳しい経済状況においては考慮すべき重要事項であると言えます。しかし、同様に重要なものとして、リスクの低いブランド認識の確立や、主要商品/サービスの追加プロモーション、また新たな視聴者及び/もしくは消費者達に浸透し、アピールをしていくための手段などがあります。
いくつかのリーグがビジネスにおいて目覚しい上昇を公表しているように、チームスポーツのマーチャンダイズとアパレルは再び人気が出てきました。クリエイティヴな新しいデザインと色彩設計の発展が主な要因のようです。
アート・ライセンシングも上昇傾向を続けています。売り場が、いくつかの異なる商品カテゴリー(特に家財道具と文具)に表現されているようなデザインに対してかなりの消費需要があることを発見しているからです。
効果的なマーケティング技法としてのライセンシングのコンセプトは、アメリカ合衆国以外のマーケットにおいてもその活躍の場が見出されています。何年にも渡りヨーロッパ市場において確立されてきたビジネスが、アジアの多くの地域で目覚しい成長を見せています。LIMAは、昨年11月に東京で行われたライセンシング・アジア2002を今回初めて主催しました。北アメリカやヨーロッパだけでなくアジア各国から6,300人以上の来場者に起し頂き、大成功を収めました。また、アジア数カ国の政府は、自国の製造業者にとっての新たなビジネスチャンスを作り出す一手段としてライセンシングに注目しており、それゆえライセンシング関係のイベントや案件の創作を支援しているのです。アメリカやヨーロッパを拠点とし、国際的なブランドやキャラクターを所有するものの多くは、アジアの様々なマーケットを将来性のあるエリアとしてとらえています。
また、LIMAは世界的なブランド・ライセンシング団体の発足にも取り組んでいます。我々の会員は30の異なる国の企業を含み、現在ロンドン、ミュンヘン、東京に支部オフィスを置いています。我々の目標のひとつとして、世界中の主要なライセンシング市場をつなぐ役割を果たすことがあげられます。国から国へプロパティの流れをスムーズにし、全ての会員の皆様にとって新たな、より素晴らしいビジネスチャンスを作り出します。
同時に、経費コストを下げることに役立つ価値あるメンバーサービスを地域レベルで追求し続け、また新たな成果や動きがあればご案内をして参ります。数週間のうちに、新たに付加価値を加えたプログラムをいくつかお知らせ致しますので、お待ちいただければと思います。
ライセンシング産業、及びLIMAへの格別な、変わらぬご支援に心より感謝を申し上げると共に、2003年において皆様のますますのご繁栄をお祈り申し上げます。