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LIMAボトムライン2002年冬号
LIMA'S Bottom Line winter 2002


ライセンス玩具の一年
チャールズ・リオット


 
今年、最も人気のあったおもちゃを振り返ってみると、「ライセンス商品」という点が際立っています。実際、LIMAでは、全米玩具売上の約46%をライセンス商品が占めると推定しています。おもちゃはそのロイヤルティ料総収益が10億円を越すなど、ライセンシング業界において最も高い収益を得られる分野であり、およそ98年もの間、玩具メーカーがライセンシング分野を独占していたことを考えれば不思議はありません。新たな「トイ・フェア」に乗り出そうとしている今こそ、昨年の玩具界におけるライセンシングの昨年の傾向と、2002年の動向について、改めて考えてみるべきでしょう。

 『ハリー・ポッターと賢者の石』、『ロード・オブ・ザ・リング』そして、『モンスターズ・インク』という大変な業績を誇る3本の映画は、ライセンス化されたエンターテイメント産業の商品としては、2001年最も話題になり、最も売上げがよいと言えます。このような商品への圧倒的な支持によって、経済の流れはゆるやかであるにも関わらず、映画、テレビ番組、本に関連するライセンス玩具やゲームは2002年においても好調を続けるでしょう。また、映画には誇大広告がつきものである一方、「ボブ・ザ・ビルダー」や、「スポンジボブ・スクエアパンツ」など、テレビの子ども番組に関する商品は、その安定性と息の長さにより、小売業者やライセンシーの注目を集め続けると思われます。 今年のヒット商品を予測することに比べれば、宝くじに当選することや、魅力的な株を選ぶ確立の方が高いと言えるかもしれません。しかし、昨年の映画関連商品の勢いは2002年も引き続き、ほんの少し前には、小売業者が尻込みしていたような商品に再び流行が戻ってくるとするのは、非常にいい読みであると言えます。声高に宣伝されている今年公開の映画は、おもちゃ、ゲームなどたくさんのライセンシング企画品によって、支えられていくことでしょう。また、少なくとも映画、テレビ番組、ビデオゲームなどに関する新しい商品が、この市場に多いに影響を及ぼす可能性があることは確かです。 9月11日の痛ましいテロ事件以来、心のよりどころとしての愛国的なおもちゃ、ゲームの需要が高まっています。人々はいまだかつてないほど、購入するものに対して、安心や自信という付加価値を求めるようになっています。つまり2002年は、伝統的なものやアメリカ的な商品の当たり年になるであろうということ、また、兵士、消防士、警察官といった身近な英雄をモチーフにした商品や、ぬいぐるみのような癒し効果のあるものが台頭するであろうと言えます。

 子どもたち、家族、友人、そして価値のある時間。世界中の人々が人生において大切なものを認識している今、玩具メーカーは、安らぎを与え、子どもたちの想像力をかき立てる前向きな影響力のあるおもちゃやゲームを提供することでそのニーズに応えています。それは、子どもたちにはよく知られ、親たちには信頼される商品であるライセンス商品にとって、大変好ましい傾向です。2002年のおもちゃフェア開催にあたり、数々の競争をくぐり抜け今年流行のおもちゃとして注目されるのは、そのような商品に違いありません。

 

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